Acerca de

Programming
プログラミング
技術の根底を支えるちから
以前はテクノロジーと聞くと、目に見えるものを製造するものづくりの分野、ハードウェア工業技術を指すことが主流で、プログラムはそれに付 随するマイコンの中で必要とされる位置づけだったのが、昨今ではテクノロジーといえばそこにプログラムがないことは考えられず、それで作成したソフトウェアがその主体だと言ってもおそらく言い過ぎではない世の中になってきました。我々の日常生活の中でも日々便利なソフトウェアが生まれ、誰もがそれを使うことに慣れていてきています。日常でその存在を感じる機会が多い分、それを作ってみたいという気持ちが芽生えやすい環境でもあります。
急速に発展する技術
〜想像力が未来を導いてきた短くも大きな歴史〜
ソフトウェアはコンピュータという道具さえあれば、プログラムを使い人間の無限の想像力を形にできます。
ソフトウェア単体の例で言うならば、”自分の健康の状態を観察して必要であればアラートやノーティスを表示するアプリが欲しい”、”オンライン上の友達と一緒に書き込み合える共有のオンラインホワイトボードがほしい”、”聞きたい曲を無限に流し続けるプレーヤーがほしい”、”ある数学的な計算を人間より遥かに速い演算速度で数多く行う仕組みがほしい”。ハードウェアに組み込むソフトウェアという例であれば、”携帯電話で操作が可能な電気自動車がほしい”、”自分の声1つで家中の電子機器を操作したい”など、これまで実に豊かな想像が現実のものになってきました。その夢のある未来を想像しデザインした人々には、先見性もあり、素敵なセンスを感じます。
創造性を形にできるArtという側面
〜あらゆるロジック あらゆる文脈 あらゆる記述法〜
このように、何かを想像する分野に生み出す力は当然感じますが、それを実際にコーディングする段階でも、実はプログラマーが知識とセンスをこらし協力して作り上げるもので、その人の個性、チームの結束力などが光るところでもあります。同じ達成要求を違うプログラマーに依頼したとしても、記述 の仕方は全員が同じわけではありませんし、作成段階でチーム内の各担当に割り当てられた入出力が正しくやり取りされないと、プログラム全体として機能が成り立たなかったりするのです。我々が普段使っているソフトウェアには、実は想像力を載せた機能それ自体の他に、プログラマーやそのチームたちのスキルフルで団結に満ちた創作活動の結晶が詰まっているのです。
プログラムを通して社会を学ぶ
〜多くの人が技術で結ばれている〜
MTCで最初にプログラムを教える講師として参加していただいた成本先生曰く、”プログラムはそれ自体を学ぶこともソフトウェアに関係する人にはもちろん大切だが、チームで協力して作り上げていく過程や、そのための自分の在り方を育てることも重要”とのことでした。
大きなプログラムになると、同じチームだけでなく、違うチームや違う会社ともチームアップして作り上げるケースもあります。コーディング技術を超え、人とタイアップしていく力も同時に養える、プログラムを通して仕事の進め方も同時に学び体験することができます。